M・Mさん(養殖事業本部旋網養殖課/2017年入社)
入社理由
子どもの頃から生き物が好きで、水産系の大学へ進学しました。研究室の先生が当社とつながりがあり、紹介されたことが当社を知ったきっかけです。面接時に髙野社長から「魚が好きなところを武器に仕事をして欲しい」と仰っていただき、新卒ではあるものの、即戦力としての活躍を期待されていることが伝わってきて嬉しかったですね。また、社長の裏表のない人柄に惹かれ、入社を決めました。
仕事のやりがいや面白さについて
現在はマグロに餌を与える仕事がメインです。餌をやるといっても、単純ではなく、マグロの様子を観察し、最適なタイミングで餌を与える必要があります。体の色でマグロの状態を把握し餌の種類を判断します。餌のサイズ、状態にも気を配り、あらゆることを周囲の変化に合わせて最適な状態に変えていく必要がありますから、常に観察と思考を繰り返し判断することの連続ですね。
マグロが健康に育つ環境を保てるよう、様々な工夫を続けながら、手のひらサイズだった稚魚が人と同じような大きさ(体調150cm、50kg)に成長すると、自分の仕事ができたなと感じることができます。当社で養殖したマグロを実家に送ると、「美味しい!」と言われますので、そういう瞬間も嬉しいですね。マグロは喋ってはくれませんが、健康状態によって泳ぐ様子や色も変わるためその都度餌を調整し体調を管理します。毎日マグロを観察しているこの仕事は、自分にとって、面白いことしかないんです。
とにかく「養殖」と言ってもマグロという魚はスケールが大きく、餌の量も一日2トン。やってみたいと思っても誰にでもそのチャンスが巡ってくる仕事ではありませんし、誰にでもできる仕事ではありません。だからこそ、やることに価値があるんです。投資額も大きく、魚の状態をしっかり見極めて細やかな対応を行う仕事ですから、魚の知識だけでなく、「やるぞ!」という熱量が必要な仕事かもしれませんね。本当に好きなことをやらせてもらっていると感じています。